１９６３年に発売され、今なお売れ続ける　”SEIKO-5”
最初に発売されたのは　スポーツマチック-５
当時の大卒初任給の半分だから今なら ￥１００．０００-位だろう

この頃はまだ時計は大変高価で父から子へと受け継げられるものだったのだが、ちょっとした記念の
プレゼンとや、ちょっとボーナスで買えると当時の若者を中心に大人気になったのが、このSEIKO-5だ。

私が小学生の頃（1970年）に初めて手にしたのも５だった
（これは目覚まし時計を分解して何個も壊していたので自分用にと与えられた）

世界のロングセラーには、OMEGAのシーマスター　ROLEXのオイスターシリーズなどがあるが、
今でもかなり奮発しなければ買えないだろが、SEIKO-5は違った。


名前の由来は５つの機能（発売当時）からだ
１日付表示　２曜日表示　３耐震構造　４防水機能　５ゼンマイ巻きあげ不要


１９８０年頃からのクオーツやクオーツデジタルに圧され国内では姿を消したが、
５つ目の機能が電池不要として 、アジア・中東などを中心に根強い人気だった。
（この為、今でも海外工場で造られ続けている）

日本でも２０００年頃から技術の継承が各メーカーで盛んになるとメカウオッチが見直され
国内製造品が出ている。

特に ５ にはバックスケルトンが多い
高級品のように内部構造まで美しく仕上げられている訳ではないが
緻密な動きを見つめていると生命を感じないだろうか？

潜水士達は時計に命を預けていると口を揃える
極限状況を想定される職業にとって時計ほど重要な機器はないだろう
命を預かる職業の救急救命士や看護師も時計は欠かせないのだ。

腕に留まる小さな機械に、何かロマンを感じないだろうか？

大切な人に、小さな新しい生命だよ メカウオッチをと贈っては如何だろうか？